主要設備

めっき槽・酸洗槽・薬液槽(槽ライニング)

一般鋼材(SS)やステンレス(SUS)などの金属は大きな構造物を製作するにあたり強度面で非常に優れていますが一方で、酸やアルカリに弱いといった欠点をもっています。 それらの利点・欠点を塩化ビニル(塩ビ)の半硬質シートもしくはフロンシートを使用することにより解消いたします。 一例として、上記の金属槽ライニングでは一般鋼材(SS)やステンレス(SUS)などで製缶されたものの内部に半軟質シートおよび硬質プレートを接着剤などでライニング(貼付溶接)いたしました。
ライニングの技術を利用することにより、金属では腐食してしまうような化学薬品を扱う場所の床をコンクリートの上から薬液にあった素材の板やプレートをライニングすることもできます。
耐食性のよい金属は存在しますが、非常に高価であったり加工性が劣る場合があるため、このライニング技術を利用することで低価格・軽量化・加工性もアップいたします。

耐食性のよい金属は存在するがプラスチックを使用することにより、より低価格、軽量化、加工も容易などの利点があげられる当社ではフロンシート・サランシート・半硬質塩ビシートおよび各種硬質プレートでのライニングが可能です。 数年使用した後、剥がして新たに新しく張ること が可能です。(予算軽減)

排ガス処理装置・洗浄集じん装置(スクラバー)

スクラバーとは排気ガスに含まれる有害物質除去装置の1つで水などの液体を洗浄液として、排ガス中の粒子を洗浄液の液滴や液膜中に捕集して分離をする装置、洗浄集じん装置とも言われます。この種の装置には、液滴によるダストの分離を有効にするため、液滴、液膜等の形成と洗浄方法に種々の工夫がされている。多く用いられる処理方法として溜水中に排ガスをくぐらせることにより集じんする方法(溜水式)、排ガスの流れに加圧水を噴射する方法(加圧水式)、プラスチック・磁器などの充てん物に噴霧した洗浄液の水膜に排ガスを接触させて集じんする方法(充てん層式)、洗浄液を回転体で分散させて排ガスを接触させる方法(回転式)などがあり、洗浄液の種類によって効果のあるガスが変わります。洗浄液を水酸化ナトリウムにすれば塩素、硫化水素、亜硝酸、二酸化窒素、塩化水素、フッ化水素に有効になり硫酸に変えればアンモニアに有効、水では塩化水素、フッ化水素、硫酸、クロム酸などに有効となる。
当社が製造するスクラバーはクロム酸や各種劇薬を扱うめっき屋様でも安心してご使用いただいております。そこには弊社の独自のノウハウ・加工方法を施しているため、安全面・環境面には自信をもっております。